参考資料室の一角に、「竹内理三コーナー」を
常設しています。
当コーナーは、多年にわたり実証的で緻密な
日本の古代・中世史の研究・教育に努め、
優れた業績を挙げられた竹内理三氏をたたえた
文庫として、また、市民の調査・研究のコーナー
として設けています。
略歴紹介
明治40年、知多郡岡田町に生まれ、
岡田尋常小学校、旧制半田中学校、
第八高等学校に学び、東京帝国大学を卒業の後、
九州大学文学部教授、東京大学史料編纂所教授、
同所所長、早稲田大学文学部教授などの重職を歴任し、
平成8年11月、これまでの功績が認められ、
文化勲章を受賞されました。
平成9年3月、満89歳で死去されましたが、
氏の功績をたたえ、知多市で五人目の名誉市民と
なられました。
蔵書紹介
昭和18年から平成4年にかけて編集・刊行された
「寧楽(なら)遺文」、「平安遺文」、「鎌倉遺文」は、
古代中世史研究の史料として全58巻に及び、
その他日本史研究の発展に多大な貢献をした著作等を、
氏及びご遺族からの寄贈本1968冊を含め、
計2475冊所蔵しています。(平成29年3月末現在)
文化勲章
(氏の長男、竹内啓さんより平成15年4月1日、知多市へ寄贈)